『毎日経済』に「韓国人YouTuber(ユーチューバー)の収入」について非常に興味深い記事が出ましたのでご紹介します。「ユーチューバーはもうかる!」という話なのですが、以下に記事の一部を引用します。
(前略)
06日、民主党議員が国税庁から提出を受けた「1人メディアクリエーター」(以下ユーチューバー)の申告の現状と2019年の後半に収入申告現況によると、収入金額を申告したユーチューバーは合計330名である。これら申告した収入は「184億9,000万ウォン」に達した。
ユーチューバー1人当たり月平均額に換算するとこれらの1カ月平均収入は約933万8,000ウォンで、年平均収入は1億1,200万ウォンに迫る。
これは、昨年末、国税庁が発表した一般的な会社員(1,858万人)の平均年間給与の3,647万ウォンより3倍以上多い。
(後略)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による
あくまで国税局に申告したユーチューバー限定ですが、月平均933万8,000ウォン(日本円で約84万9,758円)、年間1億1,200万ウォン(日本円で約1,092万円)とは、かなりの高額収入です。
一般的な会社員の平均年間給与「3,647万ウォン」は日本円で「約331万8,770円」ですので、ユーチューバーの収入はまさに憧れの金額といえそうです。
しかし、一方で以下のような調査もあるのです。
「ユーチューバーの収入もピンキリ」という話
これも『毎日経済』の記事なのですが、『毎日経済新聞』と『毎日BIZ』が共同でYouTuber(ユーチューバー)244人に行ったアンケート調査を基にしています。
総じていえばユーチューバーは、
20代、30代の男性
月収:100~500万ウォン(日本円で9.1万~45.5万円/「1ウォン=0.091円」で換算)
という結果なのですが、興味深いのは以下の点です。同記事から一部を引用します。
月収についての回答
100万ウォン未満:77人(38.1%)
100万~200万ウォン:41人(20.3%)
200万~500万ウォン:39人(19.3%)
500万~1,000万ウォン:19人(9.4%)
1,000万~2,000万ウォン:17人(8.4%)
2,000万ウォン以上:9人(4.5%)※パーセンテージは筆者算出。回答が上掲合計202人で計算
⇒参照・引用元:『毎日経済』「뜨는 유튜버는…경력 2~3년된 30대男」
上位12.9%に入ることができれば「月収1,000万ウォン」(日本円で約91万円)以上を得ることができるようです。個人にとっては大きな収入です。
また、面白いのは以下の部分です。
(前略)
「自分のチャンネルの競争力の核心」として挙げられたのは、率直、洗練された知識を提供すること、安定した誠実なアップロード、コンテンツとキャラクター、きめ細かい説明などであった。
(後略)
これは、世界中のユーチューバーが等しく心掛けていることかもしれません。
いずれにせよ、ユーチューバーとしてうまくいけば、韓国では一般会社員の3倍の収入が得られるようです。
(吉田ハンチング@dcp)