「スキャルピング」とは? FX取引の基礎用語解説

FXの取引手法の一つに「スキャルピング」があります。FXトレーダーに人気の手法ですが、どのような取引を行うものかご存じでしょうか?

■細かく取引を重ねる取引手法

「スキャルピング」は、1日に何度も繰り返し取り引きをして利益を重ねる手法です。少しでも利益が出たら決済を行うため、ポジションを保有してから数秒で決済をすることも珍しくありません。このように「超短期売買」をしながらわずかな利益を得るのがスキャルピングなのです。

また、スキャルピングを行う際は、わずかな利幅を大きな金額にするために高いレバレッジをかけることがほとんど。FXでは最大25倍のレバレッジができる(例えば4万円の証拠金を用意するだけで100万円まで取り引きできる)ので、レバレッジを用いることで効果的に利益を上げることができるのです。

ただしレバレッジには大きなリスクがあることも忘れてはいけません。例えば25倍のレバレッジをかけると利益は25倍になりますが、損失も25倍です。損失が大きくなって証拠金が足らなくなった場合は、証拠金を補填するための「追証」が必要になります。もし追証が用意できない場合は強制的に決済が行われます。決済をしても資金がマイナスの場合は、不足金をさらに納める必要があり、それが支払えない場合は破産です。

そうならないように「ロスカット」という仕組みがあります。ロスカットは、一定の損失が出た場合に自動的に決済を行う制度。もちろん決済されてしまうのでそのまま持っておくことができませんが、それ以上の損失を防ぐことができます。レバレッジをかけていると損失が膨らみやすく、ロスカットの対象にもなりやすいので注意しましょう。

海外のFX業者だと追証が発生しない(ゼロカットシステム)ところもありますが、基本的に国内業者の場合は追証請求が発生します。レバレッジにはリスクがあることだけは、必ず覚えておくべきです。

早く利益を積み上げることができるスキャルピングは、FXトレーダーに人気が高い手法です。ただし、うまく利益を得るには相応のスキルが必要なのは言うまでもありません。安易にチャレンジして失敗しないよう、しっかりと知識を得るところから始めましょう。

(中田ボンベ/dcp)