韓国の常として「日本から剽窃して韓国オリジナルと称し、その実劣化させる」というパターンがあります。
いわゆる「ウェブトゥーン(WebToon)」なるものも同じです。日本の漫画をパクって、読みにくい縦スクロールにして韓国オリジナルと称しています。
このウェブトゥーンを配信しているプラットフォームを『WebToon Entertainment』という会社が運営しています。傑作なことに、同社はアメリカ合衆国NASDAQに上場しています。
2024年06月27日に上場しました。初値は「21.30ドル」でした。その後どうなったかというと……以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
2024年08月16日(金)の終値が「12.17ドル」ですから上場来で「約42.9%」下落です。時価総額11.7億ドルが蒸発しました。
ローソク足1本が1カ月の値動きを示す「月足」にすると、以下のようになってもっと面白いです。
わずか上場3カ月で、まさに「なんだこりゃ」というプライスアクションです(ただし08月はまだ途中の結果)。
なんでこんな「墜落」という結果になったかというと、期待していたほど売上が伸びず、将来の業績が期待できないからです。
2024年第2四半期の売上は3億2,097万ドル(前年同期比:+0.1%)。
増えたじゃん――という話なのですが、市場予測の3億4,080万ドルには届きませんでした。
また利用者数が急減しているのも問題です。
第2四半期の月間アクティブユーザー数(MAU)は1億6,630万人(対前年同期比:-0.8%)。また同期の月間課金ユーザー数(MPU)は780万人(同:-0.4%)。
当然ながら、韓国が最大市場ですが、
対前年同期比
MAU(月間アクティブユーザー):-6.6%
MPU(月間課金ユーザー):-7.3%
と急減少しています。
また、有料コンテンツのユーザー1人当たりの平均収益(ARPU)は11.2ドル(対前年同期比:+1.4%)でしたが、
韓国:-9.9%
日本:-5.7%
とこちらも急減です。
この株価墜落と将来が怪しくなってきたことについて、韓国メディア『Metro』は以下のように指摘する記事を出しています。
(前略)
ネイバーウェブトゥーンの業績不振について、業界関係者たちは「質の高いコンテンツによるヒットIPの創出という根本的な解決策が必要だ」と説明している。最近、ネイバーウェブトゥーンではいわゆる「量産型」と呼ばれる作品が溢れている。
量産型ウェブトゥーンとは、幾つかのヒット作の公式をそのまま踏襲するウェブトゥーンで、作品性よりも短期的な読者獲得に注力した作品を指す。
(後略)⇒参照・引用元:『Metro』「2거래일 만에 1조 원 증발…네이버 웹툰, ‘양산형’ 아닌 ‘진짜 작품’ 필요하다」
そもそも「量産型ウェブトゥーン」ってナニ?――という話ですが、要するに「作品にオリジナリティーがない」という指摘でしょう。
日本では「量産型漫画」なんて言葉はありません。小説や漫画などはそれぞれの作家が自身のオリジナリティーを発揮し、創作するものです。
「量産型」などという言葉が冠せられるのは工業製品でしょうよ。
(吉田ハンチング@dcp)